はたんきょう(巴旦杏)

大阪近郊の鉄道(主に新線建設や計画)について

東海道線支線地下化工事北1工区の状況 2019-11-17

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中津町架道橋付近で擁壁の構築と思われる工事が始まっている。

資料によると、この辺りは完成後、路盤が地下数十センチ〜1メートルほどの深さになる地点である。その程度の深さだと、わざわざ掘削のための土留め壁を構築するまでもないと思われるので、写っているのは土留め壁ではなく、開通後に使用される擁壁の本体であろうと推測した。

 

この北1工区ではこれまで、仮線の敷設や既設線の撤去など、どちらかといえば予備工事に近い工事のみが行われていた。

もしこれが本当に擁壁なら、北1工区では初めて、本体の構築に着手したことになる。

と同時に、東海道線支線地下化全体で見ても、初めて(本格的な)地上構造物が造られ始めたことにもなる。(なお、南2工区ではJR神戸線の高架橋を支える支柱が既に造られているものの、それは地下化工事にあたり邪魔になる支柱を取り除いた代替として造られたものであり、予備工事的な意味合いが強い)

東海道線支線地下化工事南2工区の状況 2019-10-20

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いつもとは逆の方向へ撮影してみた。

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南2工区と南1工区の境界線付近から南1工区方向を望む。f:id:ratski:20191020203108j:plain

なお、先週、この辺りは工事が手付かずのように見えると書いたが、それは地下トンネル本体工事が手付かずという意味である。電話線の移設や古い下水管の除去などは以前から少しずつ行われている。上の写真にも、ところどころアスファルトを剥がした跡が見える。この日も、休日にもかかわらず古い配管の除去工事を行なっていた(写真中央やや左に稼働中の掘削機が写っている)。

 

(おまけ)

ルクア1100のバスターミナルの北西あたりで、何やら工事が行われている。何の工事なのか、表記は一切なかった。ひょっとしたら、大阪駅西コンコースと北梅田駅(仮称)とをつなげる地下トンネルの工事なのではないかと推測してみたりする。

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東海道線支線地下化工事北1工区の状況 2019-10-20

北1工区で道路沿いから撮影が可能なのは架道橋(四つある)付近だけである。今回は架道橋付近を南西(福島寄り)から北東(新大阪寄り)へ順に見てゆくことにする。

まずは一番南西(福島寄り)にある中国街道架道橋から。

全体像
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南方向(福島寄り)を望む
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北方向(新大阪寄り)
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なお、中国街道架道橋がある部分は、新線開通により線路が地下化されるのに伴い、架道橋が廃止されるのは当然だが、それだけでなく、現状では自動車が線路の下を潜るための高さを確保するために道路面が1メートルほど掘り下げられているが、新線完成後は埋め戻されて地上と同じ高さになる。

 

次に能勢街道架道橋付近。

全体像
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南方向(福島寄り)
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北東方向(新大阪寄り)
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この能勢街道架道橋がある部分も、前記の中国街道架道橋と同様、新線開通により線路が地下化され、架道橋は廃止、掘り下げられている道路も埋め戻されて地上と同じ高さになる。

但し、この部分は少し話がややこしい。

大阪市が配布している工事資料によると、現状では道路面が地下1.2メートルに掘り下げられている。一方、今後、線路が地下化された時、その地下トンネルの天井部分は地下数十センチの高さになる。つまり、現在の道路面より高くなってしまうのである。

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先ほど述べたように、道路面はいずれ埋め戻されて現在より高くなる。しかし、地下トンネルの構築開始時点ではまだ向こう側に地上の線路が走っており、道路はその下を潜る必要があるため、その時点では道路を埋め戻すことはできない。

なので、地下トンネルの天井が完成してから地下線が開通して地上の線路を撤去し終わるまでの間は、この部分の道路は、地下トンネルの天井を乗り越えた後で地上の線路の下をくぐるような複雑な構造にしなければならないだろう。

 

次に一番工事が進んでいる中津町架道橋。

南西方向(福島寄り)
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北東方向(新大阪寄り)
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なお中津町架道橋は新線切り替え後、陸橋化される。

 

最後に、豊崎第6架道橋(6は漢字ではなく算用数字が正式な表記)

可動橋に西側(福島寄り)。腕を伸ばして柵越しに撮影した。橋台の除去が始まっている。
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東側(新大阪寄り)。まだ橋台の除去が始まっていない。
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大阪市が配布している資料によると、この部分は新線完成後、路盤が地上から数十センチほどの高さになるらしい。なので、橋台は当然除去しなければならない。

ちなみに、新線完成後はこの豊崎第6架道橋は地下化される。

 

いずれにしても、中津町架道橋の代替陸橋、および豊崎第6架道橋の代替地下道は、その構造上、2023年3月に新線が完成してからでないと建設を始められないのではないかと推測する。建設には1年はかかるだろうから、2023年から2024年までは現在の中津町架道橋および豊崎第6架道橋付近で線路を横断する手段は一時的になくなるかもしれない。

東海道線支線地下化工事南2工区の状況 2019-10-13

写真にはうまくおさめられなかったが、西側の土留め壁の構築は進んでいる模様。

次の写真は西側から撮ったもの。

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写真手前では通常のやり方で土留め壁を構築している。この部分では一般の重機で打ち込むことができるため、円柱を並べるという特殊な土留め壁(左に写っている)にする必要がない。

こちらは東側から。逆光で見にくい画像になってしまった。

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なお、南2工区の管轄は地下トンネルの出口から福島駅付近(浄正橋踏切)までである。

この写真の左端に黄色いゲートが写っているが、大体そのあたりにトンネルの入り口ができる。そのゲートより左側は南1工区の管轄である。

1工区と2工区の境界あたりは工事がまだ全然手付かずのように見えるが、完成予定日までまだ3年5カ月もあるので、十分間に合うだろう。