はたんきょう(巴旦杏)

大阪近郊の鉄道(主に新線建設や計画)について

東海道線支線地下化工事南2工区の状況 2018-09-29

JR神戸線の高架下でいま行われていることが何なのか、これまでいろいろ想像したが、高架橋の補強であることはもう明らかである。

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大阪市のサイトからダウンロードできる工事の工程表によると、南2工区ではこの次に線路の掘り下げを行うことになっている。

どうしてそのような手順で行われるのか不思議に思っていたが、これまでの工事の経緯からほぼ推測が可能となった。

上記の写真を見れば分かる通り、現在、写真の上端に写っているJR神戸線高架橋は、強度が足りないらしく、垂直に立てられた鉄骨(写真中央)で補強している。

この部分は地下化工事完成時には、トンネル入り口に続く半地下状の部分(擁壁部)となる。そのため、垂直に立てられた鉄骨はどうしても除去する必要がある。

写真左側から奥にかけて写っているクリーム色の水平な鉄骨は、垂直に立てられている鉄骨に代わる補強材であることは間違いない。だが現在は、その水平鉄骨は途中で途切れていて、こちら側まで伸びてきていない。高架橋を支えるなら当然、水平鉄骨はこちら側まで伸びてきてさらにこちら側でも垂直な柱で支えなければならない。

しかしながら、現在の状態では、水平鉄骨をそのままこちらへ伸ばせば架線に当たってしまうのである。

だから、まず線路を1.5メートルほど掘り下げ、架線の高さも低くすることによって、架線の上を水平鉄骨が通すことができるようする、ということだと推測できる。

それからさらに、水平鉄骨をこちら側へ伸ばし、また手前側にも(仮の)支柱を立てて水平鉄骨を支えるようにした後で、垂直鉄骨を全て除去するのであろう。

その後、(工程表にも書かれているように)線路を奥側へスライドさる。そうすることで写真手前側にスペースができる。そしてそのスペースに(写真奥側に写っているものと同じ)擁壁を構築、擁壁の上に水平鉄骨を支える垂直柱も同様に構築して高架橋の補強を完了。

最後にようやく、線路下の掘削を始める、という手順だと思われる。

このブログに最初に南2区の記事を書いた時に述べたとおり、やはりかなりの難工事であることがわかる。

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