はたんきょう(巴旦杏)

大阪近郊の鉄道(主に新線建設や計画)について

東海道線支線地下化工事北1工区の状況 2019-10-20

北1工区で道路沿いから撮影が可能なのは架道橋(四つある)付近だけである。今回は架道橋付近を南西(福島寄り)から北東(新大阪寄り)へ順に見てゆくことにする。

まずは一番南西(福島寄り)にある中国街道架道橋から。

全体像
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南方向(福島寄り)を望む
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北方向(新大阪寄り)
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なお、中国街道架道橋がある部分は、新線開通により線路が地下化されるのに伴い、架道橋が廃止されるのは当然だが、それだけでなく、現状では自動車が線路の下を潜るための高さを確保するために道路面が1メートルほど掘り下げられているが、新線完成後は埋め戻されて地上と同じ高さになる。

 

次に能勢街道架道橋付近。

全体像
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南方向(福島寄り)
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北東方向(新大阪寄り)
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この能勢街道架道橋がある部分も、前記の中国街道架道橋と同様、新線開通により線路が地下化され、架道橋は廃止、掘り下げられている道路も埋め戻されて地上と同じ高さになる。

但し、この部分は少し話がややこしい。

大阪市が配布している工事資料によると、現状では道路面が地下1.2メートルに掘り下げられている。一方、今後、線路が地下化された時、その地下トンネルの天井部分は地下数十センチの高さになる。つまり、現在の道路面より高くなってしまうのである。

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先ほど述べたように、道路面はいずれ埋め戻されて現在より高くなる。しかし、地下トンネルの構築開始時点ではまだ向こう側に地上の線路が走っており、道路はその下を潜る必要があるため、その時点では道路を埋め戻すことはできない。

なので、地下トンネルの天井が完成してから地下線が開通して地上の線路を撤去し終わるまでの間は、この部分の道路は、地下トンネルの天井を乗り越えた後で地上の線路の下をくぐるような複雑な構造にしなければならないだろう。

 

次に一番工事が進んでいる中津町架道橋。

南西方向(福島寄り)
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北東方向(新大阪寄り)
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なお中津町架道橋は新線切り替え後、陸橋化される。

 

最後に、豊崎第6架道橋(6は漢字ではなく算用数字が正式な表記)

可動橋に西側(福島寄り)。腕を伸ばして柵越しに撮影した。橋台の除去が始まっている。
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東側(新大阪寄り)。まだ橋台の除去が始まっていない。
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大阪市が配布している資料によると、この部分は新線完成後、路盤が地上から数十センチほどの高さになるらしい。なので、橋台は当然除去しなければならない。

ちなみに、新線完成後はこの豊崎第6架道橋は地下化される。

 

いずれにしても、中津町架道橋の代替陸橋、および豊崎第6架道橋の代替地下道は、その構造上、2023年3月に新線が完成してからでないと建設を始められないのではないかと推測する。建設には1年はかかるだろうから、2023年から2024年までは現在の中津町架道橋および豊崎第6架道橋付近で線路を横断する手段は一時的になくなるかもしれない。